うつ病の症状はひとそれぞれで、精神的症状と、身体的症状のどちらが辛いかと聞くと、うつ病患者さんは、症状の中では精神的症状が一番辛いと答えます。
うつ病で死にたい時、自分自身で自殺したいと本気で思うのではなく、うつ病という病気がそう思わせてしまっているのです。
また、現代の若者は昔よりも仕事に対してなど根性がなくなってきた、未熟である、とも言われています。しかし、このような面は必ずしも若者のせいばかりではありません。ある意味では現代社会の矛盾を最も鋭敏に反映しているともいえるのでしょう。
意味もなく落ち込んで悲しくなり、何度も何度も繰り返される悲しみと絶望に耐えられなくなり、自分が本当にそう思っているのかすらも理解できず、「いっそ消えてなくなりたい」と思うようになり、自殺へと繋がってしまう事があるそうです。
うつ病の自殺願望は、症状がひどい時期では自殺する意欲が湧かないので、この時期の自殺は少なく、初期症状や回復に向かっている時期になると意欲が湧いてくるので、突然自殺をしてしまうケースが多くなっているのです。
PR